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【園田東ゼミ】私立高校の倍率とは?【転載】

2023年1月28日

こんにちは、園田東ゼミナールの山崎です。

兵庫、大阪では私立高校の出願が近づいて来ました。

そこで以前に書いた【私立高校の倍率】について再度、お伝えします。

◆元ネタ(以前に書いたもの)【養精ゼミ】私立高校の倍率について


毎年、私立の倍率が発表になると受験生や保護者の皆さんから「こんな倍率で大丈夫?」と聞かれます。

たしかに公立高校に比べて私立高校の倍率はかなり高くなるので、心配になるのは分かりますが、

仕組みがわかると「なるほど!」と思いますので、今回は私立高校の倍率についてお伝えします。

 

私立高校には専願と併願があるのは、ご存知かと思います。

専願は合格したら、必ずその高校に入学する。併願は合格しても公立高校を受験するということですね。

では、私立高校の倍率がどうして高くなるのか?ですが、「戻り率」という言葉をご存知ですか?

私立高校の先生や塾業界の人でないとなかなか耳馴染みのない言葉だと思います。

戻り率とは、公立高校を受けた受験生のうち、どれくらいが私立高校に入学するか?ということです。

公立高校普通科の平均倍率が2019年度(少し古い大阪のデータですが、毎年多少前後しますが兵庫もだいたいこれくらいです)

で1.14倍だったので、定員100名のところに114名受験するので14名が不合格となるということです。つまり公立高校受験者=私立併願者の114名のうち、14名だけが私立高校に入学するということです。つまり戻り率は14÷114=0.12…=12%程度になるということです。

 

例えば定員300名のところに、専願が75名いたとして、75名全員がめでたく合格したとします。

残るは併願は225名の定員の枠がありますね。

 

ではこれを十分に満たすために合格者どれくらい出さないといけないでしょうか?

 

先程の戻り率12%、つまり公立の受験生うち私立に戻ってくる来てくれる生徒が、225名の定員を満たすためには、

225÷0.12=1875名!!!

もちろん専願の割合が高い高校、低い高校、私立を複数受験する生徒もいますので、一概にはいえないですが、

この例の場合、定員300名に対して専願、併願合わせて1950名、定員の6.5倍もの合格者を出さないといけないということになります。

 

だから私立の倍率だけを見て、「ヤバい」「絶対落ちる…」などと考えるのは早いということです。

大切なのは当日までにしっかり勉強をして自信をつけること、体調管理を気をつけることです。

メンタルが弱ると免疫力が落ちて病気になりやすくもなります。やばそうな受験生には、このブログを読んで

少し安心したら良いと思います。では残りラストスパート頑張っていきましょう!

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