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つぶやき  

【養精ゼミ】暗記法について

2019年12月12日

こんばんは養精ゼミナールの山崎です。

今回は暗記法についてお伝えします。

ひとことで暗記といっても、覚え方で2種類に分類されます。

①知らない言葉を覚えるもの 英単語(つづり)、暗唱、歌詞、九九、漢字など

②知っている言葉の関係性を覚えるもの 英単語(意味・読み)、都道府県、歴史、理科、

 

の覚え方は特に五感を使って身体的に覚えることが大切です。

つまり何度も声に出したり、紙にたくさん書いて「口が覚える」「耳で覚える」「手が覚える」まで

何度も繰り返すことです。それ以外の答えだと違和感があるくらい繰り返すことが目安です。

人によって得意不得意があるので、何回と決めないでも良いです。すぐに覚えられるものは回数を少なく

何回書いても書き慣れないものは、何度も何度も書けばよいと思います。その時に大切なのは

書く時でも声に出すことです。ただお手本を見て書くだけだと「見る」「書く」の2つの動作ですが、

読みながら書くと「見る」「読む」「聞く」「書く」の4つの動作になり、思い出すためのヒントが倍になります。

覚えるものによって視覚、聴覚、触覚の何で覚えているかは、案外違うものです。

…自分の名前は目隠しても書き間違える方が難しいぐらい手が覚えていますし、墾田永年私財法って「コンデンエイネンシザイホウ」って

音で覚えているはずです。英単語の「UNIQUE」や漢字の「冬」なんかは、見た目の印象で覚えているでしょう…

見た目で覚えておく(間違いが違和感でわかる)ためには読める字で書くことが大切です。

ただ丁寧に書くことが目的ではないので、ある程度のスピードで読める字を書く練習をすることも大切です。

…私の今まで一番賢いと思った友人の一人は、小学校の頃、「読めるギリギリの数字を1から9まで極限まで速く書く練習」をしていました。

これは非常に大切なことです。人の考えるスピードはなかなか思うように速くはなりません。ただ書くスピードは訓練でかなり速くすることが出来ます。今まで多くの子供達を見てきましたが、特に計算問題を解くスピードはほぼ、書くスピードに比例します。

百ます計算の提唱者の陰山先生が、「出来るだけ速いスピードで計算問題を解く、出来ない生徒は同じように出来るだけ速く式と答えを写す訓練をしただけで、別の問題でも解くスピードがあがった」と何かの記事で見かけたことがあります。…

 

の覚え方は反対に書かずに、満点テスト形式で何度も解きなおすのが最も効率的です。

この満点テスト形式のやり方は

【1】 答えの部分を紙で隠して、答えを口で言う

【2】 答えは一問ずつ見る

【3】 間違えていたら、問題にチェックをつける

【4】 二周目はチェックを付けた問題だけやる

【5】 三周目は二周目も間違えた問題だけやる

【6】 以降間違えがなくなるまでやる

【7】 全部できたら、最初から全問やってみる。

これを20問ずつぐらいに区切って覚えるようにすると。高速で覚えられるようになります。

ちなみに【1】の答えを隠す紙は小さく折って使ってください。1枚だと透けてしまって、答えを透かして見る気がなくても

集中が削がれます。【2】の通り答え合わせは1問ずつ行ってください。「あーさっき覚えたと思ったのにー」という悔しさが

脳を刺激します。また一周目と二周目、二周目と三周目の間に特に覚える時間を取る必要はありません。

練習が必要なら間違えた時に問題と答えを何度も声に出して読んで脳に叩き込みましょう。

このやり方の良い所は、問題を何度も繰り返し読む(見る)ことで、問題ごと覚えることが出来ることです。

社会や理科などは用語そのものを覚えるのではなく、キーワードとの関連付けで覚える必要があります。

例えば「鎌倉時代、裁判の基準を示した御成敗式目をつくったのは執権は誰?」答え「北条泰時

という問題で「北条泰時」だけを暗記してもテストでは、ほとんど意味がないことは分かりますね。だって

「御成敗式目が出来たのは何時代?」「御成敗式目の内容は?」「鎌倉時代、将軍に変わって政治の中心となった役職は何?」とか

「北条泰時は何を作った?」と問題パターンはいくらでもあるので、答えだけ覚えても仕方がありません。だから本来覚えるべきは

鎌倉・執権・北条」とか「北条泰時・御成敗式目・裁判の基準」とかです。他の科目でも

写真・ピクチャー・PICTURE」とか「栃木県・関東地方の上の方・丸っこい形」「ヨウ素液・デンプン・青むらさき色

英単語はつづりが書けるかという問題はありますが、「栃木県」を初めて聞いたとか、「ヨウ素液」を聞いたことがないとか、

すでに学習していれば、あり得ないですね。だからこれらは何度も書いて覚えたりしてもあまり意味がないです。

もちろんテストで書けるかどうかを確かめるために一度書いてみることは大切ですが、何度も手が覚えるまで書く必要はないです。

関連付けるキーワードは3つの単語がおすすめです。「早寝早起き朝ごはん」とか「見ざる言わざる聞かざる」みたいに日本語の語感は

3つの単語が向いているようですので、こうしたキーワードを3つずつセットにして何度も口に出して覚える。意味があやふやなら調べるか

質問をする。何がキーワードにすればよくわからない場合は聞いてください。

 

養精ゼミナール塾長 山崎 智裕

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