こんにちは!
千里丘ゼミナールの上井です!
これは以前、コロナが騒がれ始めて学校が休みになり
オンラインでホームルームを行っていたときのお話です。
この時は、まだ私は豊中17ゼミナールの担当でした。
ホームルームでは生徒の皆さんに色々な話をしていました。
それは勉強の話であったり、面白い話であったり、人生の話であったりいろいろです。
その中から、「コロナ対策、学習塾は面積100平方メートル以下なら営業可能!?」について掲載します。
世間が新型コロナウイルス感染拡大にわく中、2020年4月13日に
大阪府から休業要請について発表がありました。
その中で、学習塾などの教育施設や商業施設のうち、生活必需品の販売や関連するサービス業を除く店舗でも
床面積が 100 平方メートル以下の場合は、適切な感染防止対策を講じたうえで営業できるとされていました。
この発表を見たとき、私は疑問に思いました。
そして、オンラインホームルームで生徒たちに質問しました。
「床面積が100平方メートル以下の場合は感染防止対策をしたら営業していいよって、なんか違和感ない??」と。
大体の生徒が「?????」とハテナマークで頭がいっぱいのようでした。
「感染防止するには、人の密度が問題なんやんな?接触しないようにって。
じゃあ、面積で決めるんじゃなくて、本当は密度で決めないといけないんじゃないの?」
と続けました。
すると、何人かの生徒が「なるほど~」という顔をしていました。
「じゃあ、なんで面積を基準にしたんやろうな?密度じゃなくて。」
生徒たちはみんな、再度「?????」で頭がいっぱいです。
「人の密度って時間帯とか曜日によって変わらへん?ブックオフとか
土日は人が多いけど平日はガラガラとかになるやん。
じゃあ、人の密度って測れなくない?
測れないものを基準にしちゃったら誰にもわからんやんな!
これはあくまでも先生の推測やけど、人の密度が測れないなら、
『人がたくさん集まるところは【集まらないようにしなさい】ってしたら、
感染する人の数は減らせるんじゃないか』ってことなんじゃない?」
そのように言うと、多くの生徒が「ああ、そうかも!」という顔をしていました。
「これは先生の推測やから違うかもしれんけどね。
でも、それがあってるかどうかじゃなくて、
考えてほしいのは『この指示はどういう理由があるんだろう?』って考えて欲しいってこと。
身の回りで起こってることとか、ニュースとか見て、なんでだろうって考えて欲しいの。
ただボーッと見るんじゃなくて、その背景は何なのかって。
そう考える習慣があるだけで、勉強もできるようになっていくし、頭のいい人になっていくから。」
小学生にはもう少し簡単な言葉に言い換えて話をしていましたし
冗談やツッコミを比較的多くしていますが、概ね中学生と同じ話をしていました。
逆に中学生はもう少し掘り下げて話をしたり、質問をしていました。
このような質問や話を繰り返すことで、
なんとか彼らのパラダイム(物の見方や捉え方)が
1段階上のものに変わってくれたらと願っています。
千里丘ゼミナール
TEL:06-6876-2887
上井