こんにちは、園田東ゼミナールの山崎です。
豊中第3ゼミナールの塾長ブログに勉強方法について面白い記事があったので共有します。
まずは、そちらを読んでから今回の記事を読んで下さい。
さて私が生徒たちに、「暗記の仕方」を伝えるときに「できるだけ五感を使おう」と伝えています。
五感とは
①視覚 ②聴覚 ③嗅覚 ④触覚(体感覚)⑤味覚
(目で見る)(耳で聞く)(鼻で嗅ぐ)(触る/動く)(舌で味わう)
のことですね。
暗記するときは
①目で見て=視覚
②声に出して=体感覚
③それを耳で聞いて=聴覚
④手で書く=体感覚
と、ただ見て覚えるだけでなく、声に出して読むことを推奨します。こうすることで体のいろんな感覚で効率よく覚えることができます。
覚えるということは、正しいことを覚えるだけでなく、間違ったことに違和感を覚えるということでもあります。
だから「なんか変」と感じることは、半分覚えているということになります。
特に英語において、「読みやすい字」を書く子どもと「読みにくい字」を書く子どもとの間には経験上、成績に明らかな差があるように思います。特に単語の記憶については、「読みやすい字」を書く生徒のほうが間違えたスペルに違和感を覚えやすいので、効率よく単語を覚えており、そのため単語量が圧倒的に多いように思います。また算数と数学の計算間違いについても、間違いに気づきやすいために「字の読みやすさ」は大いに関係があるように思います。
勘違いしないで欲しいのは「字の読みやすさ」であって「字のきれいさ」ではないことです。もちろん「きれいな字」というのは「読みやすい字」であることが多いですが、よくありがちなのは、女の子に多いのは数字や文字を「飾り文字」っぽく書いて、「1」と「7」の区別が付きにくいというようなことがあるので、パッと見て分かるということに重点を置くということが大切だと思います。
私が小学生の頃、「こいつは頭が良いな」と尊敬していたSくんという同級生は、算数の勉強を始める前に「0~9」までを「できるだけ早く、読める(判読)できるギリギリの字を書く」というトレーニングを実践していました。これはすごいことで、「計算スピード」において「頭の回転スピード」をあげることは難しいですが、「書くスピード」を上げることは比較的簡単にできます。自分で計算が遅いと思う人は是非、やってみてください。
だいぶ脱線してしまいました、話題をもとに戻すと、勉強するときには五感をフル活用することが大切ということでした。そして嗅覚と味覚についてはどうやねん?!と思いますが、理科の塩素やアンモニアの匂い、デンプンがアミラーゼで麦芽糖になるなど、嗅覚と味覚によって知識を紐付けすることはあるので全く無関係ではないでしょう。またプラトンやアリストテレス(どちらも古代ギリシャの哲学者)は散歩をしながら弟子に講義を行ったと言います。これは散歩中の風景や匂いとそのときに聞いた話が結びついて記憶されるため、知識が定着しやすいためということのようです。
また勉強では五感に加えて「感情」を加えると定着に結びやすいです。私は暗記をするときは、「丸付けはできるだけ小分けに」と伝えています。赤シートや暗記カードを使えば簡単にできますが、答えを紙で隠して1問ずつ答えを見ていく方が圧倒的に覚えやすいです。
1問ずつ覚えていくと間違えた場合に「さっき覚えたのに~!!」とちょっと悔しさを感じます。これで頭を活性化させることが出来ると思っています。また学習塾ドリーム・チームで実践している「理社マラソン」や「合格マラソン」では「満点合格」を基本としています。「間違えたところだけ、また覚えたら良いのでは?」とよく聞きますが、これだと「まぁ間違えても良いや」という気持ちにしかなりません。逆に1問でも間違えると「くそー、この1問のせいでこのページやり直しやー」と悔しい気持ちにもなってその問題を忘れないでしょうし、集中して覚えるということにも繋がると思っています。
さてテストが返却されてくる時期です。万が一、納得のいかない成績だったときはその感情が冷めないうちにやり直しをして脳みそにインプットしておきましょう!(ドリーム・チームでは定期テストのやり直しをさせていますよ)
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園田東ゼミナール 塾長 山崎 智裕
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